天窓から灼熱! 断熱しながら明かりは取り込むために発泡スチロールで覆う

家を建てて十数年がたちますが、割と後悔している設備に「天窓」があります。

建築の打ち合わせをしているときには天窓に憧れて子ども部屋に設置してはみたものの、金網が入っていて星空も見にくいし、真夏は直射日光による強烈な熱気で新築後最初の夏はびっくりして付けるんじゃ無かったと後悔しました。

▼対策前写真(点線と矢印は、後で出てくる断面図の断面位置です)

で、今年は部屋の持ち主から天窓からの灼熱地獄をどうにかしろと指令をいただいたので発泡スチロールで天窓を覆うことにしました。左右の木枠に幅5mmの溝(深さ10mm)が端から端まで入っていたのでここに何か差し込んで発泡スチロールを支えることにしました。

100円ショップで材料を手に入れようと思い、寸法を測って100円ショップに行きました。しかし、発泡スチロールなどの材料の最大サイズが、用紙サイズでいうところのA2(420×594mm)までだったので、一枚から全面サイズを切り出すことができず断念。その足でホームセンターに行きました。

ホームセンターで悩むこと小一時間。発泡スチロールで全面覆って断熱し、落下防止にはプラダン(プラスチック製の段ボール。厚みは4mmで約700円)を使うことにしました。散々考えましたがこれが手っ取り早くて安価でした。発泡スチロールは厚み20mmで天窓より一回り大きいサイズがあり、値段も約300円だったので丁度良かったです。

▼対策前後の断面図

▼以下は対策前の断面拡大図と寸法
      

プラダンはまさに断面が段ボール状のプラスチックの板で、一方向には強いので発泡スチロールを支えるのにうってつけでした。ただ、ホームセンターで売っていたプラダンのサイズがたたみ一畳分くらいだったので運搬できるか心配でしたが、車にギリギリ入りました。残りが邪魔なのでどうしようかと思っています。実はプラダンも天窓全面にはめ込もうとしたのですが、(下の写真はそのつもりで切り取った後)全面をスリットに差し込むのは至難の業だったので上下の幅100mm程度だけにしました。

プラダンも発泡スチロールもカッターの切れ味が良ければ簡単に切れるとのネット情報があったので、大型のカッターの刃を久々に新しくして切ってみたところ、情報通りあっさり切れましたので特別な道具は不要です。

▼でかすぎるプラダン

以下の写真が完成した状態です。明かりも入るのでまあまあの出来です。侵入する熱量は段違いで、家族にも評判が良いです。外は見えませんが。

▼対策後写真

▼下部の部分拡大

開閉式の断熱も考えているのですが、真夏の灼熱対策のためにはガラスにぴったり断熱材をくっつけて断熱効果を優先したいので今回のような構成でしばらく過ごし、秋になったら安いロールカーテンでも使って開閉式にしようと思っています。

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